「就労継続支援B型事業所フォーリー」 きつい、しんどい、動きたくない…そんな時こそ「とりあえず5分」始めてみる。

福岡県遠賀郡岡垣町の就労継続支援B型事業所フォーリーです。
今回のブログは、とりあえず始めてみる効用について。

眠気と倦怠感の塊から抜け出す「魔法のスイッチ」

朝、目が覚めても(あるいは眠剤利用でお昼に起きても)以下のようなことがないでしょうか。

  • まだ眠たい。

  • 何かしんどい。

  • 体も心もきつい、働きたくない。

  • 動きたくない、誰とも会いたくない、喋りたくない。

これは、障害のあるなしに関わらず、多くの社会人が大なり小なり感じることでしょう。ベッドから一歩も動きたくない、布団が重い、そんな日もありますよね。

しかし、不思議なことに、そんな「しんどさの極み」にいる時でも、「一旦何かを始めてみる」と、状況が変わることがあります。

例えば、B型事業所の在宅作業であれば、とりあえず作業を始めてみる。誰かとチャットや通話で「おはようございます」と挨拶を交わすだけでもいい。

そうすると、あの朝のどんよりとした「きつい・しんどい」が、お昼過ぎにはスーッと軽くなっていることがある。

この現象は、一体なぜ起こるのでしょうか?

カギは「脳のエンジン」と「気分一致効果」の断ち切り

この変化の背景には、心理学や脳科学の側面から見て、納得できる理由があります。

1. 脳のエンジン「側坐核」への着火

「眠たい」「動きたくない」という状態は、脳がまだ活動モードに入っていない、いわば「エンジン停止状態」です。

特に、意欲や行動の開始を司る脳の部位「側坐核(そくざかく)」が、まだ刺激されていない状態です。

「とりあえず作業を始める」という行為は、この側坐核に対し「これから活動するぞ」というシグナルを強制的に送ります。これにより、やる気の源であるドーパミンが放出され、「やる気スイッチ」が入ります。

負のループ「気分一致効果」の破壊

心理学には「気分一致効果」というものがあります。これは、今の気分に一致する考えや情報が、より強く頭に浮かびやすくなるという現象です。

  • 朝「しんどい」と感じていると、「どうせ今日はうまくいかない」「自分はダメだ」というネガティブな考えばかりが次々と浮かびやすくなります。

  • 結果として気分がさらに落ち込み、行動できなくなるという「負の悪循環」に陥ってしまいます。

この負のループを断ち切る最良の方法の一つが、「行動」です。

「とりあえず始める」ことで、意識がネガティブな感情から「目の前の作業」に強制的に切り替わります。やがて作業が進むにつれて「できた」「一つ終わった」という小さな達成感が生まれ、これがネガティブな気分を打ち消し、気分を上向きに変えるきっかけとなるのです。

動き出せない自分を責めないための「スモールスタート」術

頭では分かっていても、しんどい時は「始める」こと自体が大きな壁になります。そこで、この壁を低くするための具体的な工夫を取り入れてみましょう。

【5分ルール】「たった5分だけ」と時間を区切る。5分経ってもきつければ、また休んでOK、と決めておく。心理的な抵抗を最小限にし、側坐核に刺激を与える。

【最小単位スタート】「一番簡単なタスク」から始める。(例:事業所の連絡帳を開くだけ)完璧主義を手放し、「できた」という達成感を早く得る。

【環境の儀式化】好きなコーヒーやハーブティーを淹れる、窓を開けて深呼吸するなど、「活動開始のスイッチ」となる習慣を先に実行する。脳に「そろそろ活動時間だ」という予備信号を送る。

最後に:「動くこと」は自己肯定感を育てる

「きつい」と感じる中で、小さな一歩でも行動を起こせたという事実は、何よりも大きな自己肯定感につながります。

「しんどいけど、自分はやれた」

この小さな成功体験が積み重なることで、私たちは「揺れの中でバランスを取り続ける力」=心の安定を育てていくことができるのです。

今、あなたがもし、朝の倦怠感の中でもがいているなら、どうか自分を責めないでください。そして、騙されたと思って「とりあえず、何かを5分だけ」始めてみてください。

https://4re.jp/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次