1歩を踏み出す勇気とその難しさ

福岡県遠賀郡岡垣町の就労継続支援B型事業所フォーリーです。

今回は、1歩を踏み出すことの難しさ(簡単さ)について。

歩み始める

人間、生まれてから2足歩行をするまでそこそこの時間がかかります。
赤ん坊にとっては挑戦ですね。
挑戦とは言っても自然な流れでの挑戦です。

誰かが促さなくても何かに挑戦できるようになるには何が必要でしょうか?

興味・関心・そして老い

若かりし頃は興味があることや関心があることであれば、割とすんなり入っていけるかも知れません。
特に今はSNSなど気軽に参加できる場所(しかも匿名)がありますからね。
どこかに自ら飛び込んでいく、これは挑戦ですね。

老いてなお、というより老いるからこそ、挑戦できるようになることもいっぱいあります。
それは「恥ずかしさ」がなくなるからでしょう。

「恥ずかしさ」を気にしなくなると、とても楽になります。

「自分」を捨てられる、気にしない、つまり「他者」の視点を気にしないでも大丈夫になるからですね。

とりあえず毎日やると決める

1歩を踏み出す時に重要なのは、月のこの日だけする!と決めるのではなく、とりあえずは「毎日行う」としておいて、どうしてもキツイ日は休むこと。

「この日」と決めると、その日が怖くなり、眠れなくなり、「この日」のみがとてもキツくなります。

なので、「毎日行う」と決めておいて、キツイ日は休むという方が良いのです。

その逆で一歩を踏み出すことを、やめてみる

「毎日行う」と決めて、キツイ日は休む。この方が楽だと書きました。では、いっそのこと、「一歩を踏み出す」という行為そのものをやめてみる、という考え方もあるかもしれません。

何か新しいことを始めようとするとき、私たちは「よし、今日から頑張るぞ!」と意気込みがちです。しかし、その意気込みこそが、私たちを縛りつけ、かえって「一歩」を重くしているのかも知れません。

特に、体調や精神状態が日によって大きく変動する方にとって、「頑張る」は毒になることさえあります。頑張れない自分を責め、それがまた次の日の重荷になる。負のループです。

そうではなく、「何もしない日」をあらかじめ決めてしまうのはどうでしょうか。例えば、「週に2回は、仕事のことを一切考えない日」とする。あるいは、「今日は、メールチェックだけして、後は何もしない日(SNSもチェックしない)」と決める。

「一歩を踏み出す」ことよりも、「立ち止まること、休むこと」を先に計画に入れるのです。

B型事業所での利用も、それと似た考え方で捉えられます。利用者さんが「今日はどうしても辛い」と感じた時、それをそのまま受け入れ、休むことを選択できる環境がある。これは、「立ち止まる権利」があらかじめ保証されているということです。

一歩を踏み出す挑戦は素晴らしい。しかし、その挑戦が続くかどうかは、その後に続く「立ち止まる、休む、逃げる」という選択肢が、どれだけ気軽に、そして罪悪感なく行えるかにかかっているように思います。

「一歩」を意識しすぎるあまり、その一歩の後に続く「安息の地」を見失わないようにしたいものです。

福岡県遠賀郡岡垣町 就労継続支援B型事業所フォーリー

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